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電話線工事とは?電話線工事の種類や費用・工事の流れなど詳しく解説

2024年04月01日

「電話線工事を頼みたいけど、そもそも電話線工事は何をするのだろう?」

オフィスの移転や引っ越しなどで、ふとこのように思ったことはありませんか?

電話線工事は、住宅やビル、オフィスなどに電話線を敷設、増設、あるいは撤去する工事です。

近年、スマートフォンの普及により一般家庭での固定電話は少なくなりつつあるものの、オフィスや各種施設では、電話は必須であり、電話線工事も重要な工事のひとつです。

この記事では、電話線工事の種類、電話線工事の内容、工事費用、流れなど、電話線工事について詳しく解説します。

電話線工事が必要なときには、この記事の内容を参考にしてみてください。

電話線工事とは?電話線工事の種類や費用・工事の流れなど詳しく解説

電話線工事とは

電話線工事とは、住宅やビル、商業施設といった建物に電話線を敷設、増設、撤去する工事のことを指します。

電話線工事の対象は交換機(PBX、主装置)と電話線です。

電話工事をする際には「工事担任者」の資格が必要なため、私たちが気軽にできるものではありません。

電話線の工事は専門の業者に依頼する必要があります。

近年はスマートフォンの普及により一般家庭で固定電話を使用する数は減少しつつあるものの、ビジネスでは固定電話は必須です。

さらに、スマートフォンが使用できない場所でも固定電話が必要なことを考えると、電話線工事は社会インフラを整備するうえで極めて重要な工事のひとつといえるでしょう。

電話線工事の種類

電話線工事は、実施目的に応じて以下の5種類に分かれます。

・新規設置工事

・増設工事

・配線整備工事

・移転工事

・撤去工事

それぞれの電話線工事を解説します。

新規設置工事

新規設置工事は、新たな電話線の敷設や機器設置を行う工事です。

主に、新築住宅や新規に構築したビル、施設に対して行います。

電話線の敷設だけではなく、PBXや主装置といった電話に関する機器の設置もこの工事に含まれます。

新規設置工事の場合、住宅であれば外線からの引込工事と屋内にある配管を通す工事が必要です。

オフィスビルや施設であれば縦配線で各階に電話線を引き込むだけでなく、各フロアの床下配線なども行わなければなりません。

増設工事

増設工事は、既存の電話設備を増設する際に行う工事です。

事業規模の拡大により従業員が増えた企業、あるいは利用者が増えた施設で設備を拡張したいときに増設工事を行います。

既存の設備を利用して回線数を増やしたり、あるいは機能の高い交換機を増設したりすることも増強工事に含まれます。

配線整備工事

配線整備工事は、既存の電話線を整備する工事です。

特に電話線を敷設してから長期間経過した施設の電話線は雑然としていることが多く、配線の整備は非常に重要です。

不要な電話線があれば整理し、機器が古ければ取り替えなども行います。

移転工事

移転工事は、今まで入居していたビルや施設から引っ越しなどで別の場所に移動するときに行われる工事です。

移転元の撤去工事と移転先の交換機設置がセットになった工事で、特にオフィスの移転をスムーズに行うためには重要な工事です。

撤去工事

撤去工事は、解体やオフィスの移転に伴い、電話回線を撤去する工事です。

PBXや主装置、電話線など電話に必要なすべての設備を撤去します。

撤去工事を依頼するときには、合わせて電話番号の移転申請など必要な手続きを行わなければなりません。

なお、それぞれの工事で行われる作業は「交換機工事」「電話配線工事」「電話設定工事」の3種類あり、費用の項目はこの記載で表されます。

「電話配線工事」は「屋内配線工事」、「電話設定工事」は「機器工事費」と記載されているため、見積もりを見る際には読み替えてください。

電話線工事の費用

電話線工事にかかる費用は以下の項目が該当します。

・基本工事費

・屋内配線工事費

・交換機等工事費

・機器工事費

それぞれの項目と費用を解説します。(なお、各費用は2023年に改訂されました)

出典:NTT東日本  【別紙1】各種サービスに関わる工事費の改定

出典:NTT西日本  電話サービスにかかる工事費の改定について

基本工事費

基本工事費は作業員の派遣費用です。

派遣工事の場合、8,250円かかります。

無派遣工事の場合は2,200円です。

特殊な工事が必要な場合は費用が変わりますので、事前に見積もりを取得して確認しましょう。

屋内配線工事費

屋内配線工事費はPBXや主装置を電話線と結ぶ、あるいは屋内に電話線を配線するときにかかる費用です。

屋内配線工事費は新規に敷設する場合、12,650円です。

既存回線を利用する場合は、工事費用は2,310円とかなり下がります。

住宅の場合、外線からの引き込み工事が発生します。

ビルや商業施設の場合、既存の交換機から配線を行うことになりますが、設備の状況によって変わるため事前に打ち合わせが必要です。

(※フレッツ光の費用は異なります。詳しくは通信事業者にお問い合わせください)

交換機等工事費

交換機等工事費は、PBX、主装置、電話など電話を使用する際に必要な機器を設置、撤去するための費用です。

1回線あたりの費用は、1,100円です。

回線数が増えると費用も増えるため、必要な回線数を算出したうえで見積もりを依頼するとよいでしょう。

設置する交換機がPBXかビジネスホン向けの主装置かによって費用が変わる可能性もあります。

合わせて業者に問い合わせてみてください。

機器工事費

機器工事費は、屋内配線で敷設した電話線と電話機、終端装置、OA機器などをつなぐ工事費です。

機器工事費は使用する機器や台数によって変わります。

工事と呼ばれるものの、大規模な工事ではなく、オフィス内の電話をつなげることが主な作業内容です。

電話線をつなげた後の疎通試験も行うため、確実に電話を使えるようにするために合わせて依頼しましょう。

電話工事の流れ

電話線の工事は申し込みをするだけで、利用者からすると特段難しいことはありません。

実際の流れは以下のとおりです。

・申し込み

・現状調査

・見積もり作成

・日程調査

・工事実施

・工事完了

それぞれの流れを解説します。

申し込み

電話線工事が必要なときに、申し込みを行います。

戸建て住宅のような小規模なものであれば、業者のホームページにある申請フォームから行うことも可能です。

オフィスなど大規模なものであれば、電話で申し込みを行い、必要な場合は別途打ち合わせを行うこともあります。

現状調査

申し込み後に、工事対象の電話回線の現状調査を行います。

多くの場合、電話でのヒアリングが中心となりますが、大規模な工事が必要な場合は現地調査を行うこともあります。

不明な点があれば、現状調査で明確にしましょう。

見積もり作成

調査内容に応じて見積もりを作成します。

先ほど解説した項目ごとに費用を算出し、見積もりを行います。

見積もり内容を確認のうえ、不明点がある場合は問い合わせて確認しましょう。

日程調査

見積もりに問題がなければ工事の日程調整を行います。

オフィスや店舗の場合、電話工事業者の出入りに支障がない日時で調整する必要があります。

テナントに入居している場合は、合わせてビルの管理担当に業者の入退室申請を行う必要があるため忘れずに行いましょう。

工事実施

調整した日程にもとづき工事を実施します。

当日の立ち合いのほか、オフィスビルの場合、業者の入館、退館手続き、交換室へのアテンド、現地で業者から質問された際に対応することも必要です。

工事完了

一連の工事を実施し、工事は完了します。

電話線の疎通確認も工事に含まれるため、その場で問題があれば解決します。

後日問題が生じた際にはあらためて問い合わせを行いましょう。

電話線工事を依頼するポイント

電話線工事を依頼する際には、いくつかのポイントを押さえると効率よく適切な工事を実施できます。

電話線工事の依頼に関する主なポイントは以下の3点です。

・電話工事の目的を明確にする

・電話回線の状況を事前に把握する

・費用を安く抑える方法を検討する

・複数の電話工事業者から見積もりを取得する 

それぞれのポイントを解説します。

電話線工事の目的を明確にする

1つめのポイントは電話線工事の目的を明確にすることです。

特に、新規敷設や増設時には電話を使用する人数や架電数、利用方法など、あらかじめ利用ケースを想定することが重要です。

目的や使用用途が具体的にイメージできないときには、通信業者と打ち合わせなどして最適なソリューションを提案してもらいましょう。

そのうえで見積もりを算出してもらうことで、費用の概算を把握できます。

電話回線の状況を事前に把握する

2つめのポイントは電話回線の状況を事前に把握することです。

ここでいう電話回線の状況とは、回線の契約内容やおおまかな電話機の数、使用用途などを指します。

事前に把握しておくことで、電話線工事申し込み後、スムーズに工事を進められます。

ただし、電話線の引き込み状況や配線状況はわからない点が多いため、無理をして事前調査せずに、電話線工事を申し込んだ後、現地調査で確認してもらうようにしましょう。

費用を安く抑える方法を検討する

3つめのポイントは費用を安く抑える方法を検討することです。

電話回線はアナログ回線、デジタル回線、IP電話、光回線など複数存在します。

電話線工事の目的、あるいは回線の状況に応じて、最適な回線を検討しましょう。

ただし、アナログ回線やデジタル回線は今後廃止になる可能性があることから、IP電話や光回線を選択する方が無難です。

そのほかにも、不要なオプションを見直したり、クラウドPBXを利用したりすることで費用を抑えられる場合もあります。

さらに、電話工事業者によってはセット価格や割引を実施しているケースもあります。サービス内容について問い合わせてみるとよいでしょう。

複数の電話工事業者から見積もりを取得する

4つめのポイントは費用を安く抑える方法を検討することです。

電話線工事の費用は規定されているため、工事に関する費用をすべて割引できるわけではありません。

しかし、電話工事業者に依頼する場合、いくらか費用を割引できる可能性があります。

そのため、複数の電話工事業者から見積もりを取得し、比較することが重要です。

ただし、あまりに費用が安い場合は工事の品質に問題があることも考えられます。

そうした問題を回避するためにも、複数の電話工事業者に見積もり依頼して比較のうえ、不明点は都度確認しましょう。

まとめ

今回は電話線工事の種類や流れ、費用などを解説しました。

電話線工事は、住宅やオフィスなど、あらゆる場所で行われます。

新規設置のほかにも増設や撤去など、目的に応じて工事の種類が変わります。

ただし、工事内容は交換機工事、屋内配線工事、機器工事と基本的な流れは同じです。

工事費用はこれら作業と基本工事費がかかるため、申し込み後の見積もりで確認するとよいでしょう。

電話線の工事の際には立ち合いが必要なため、日程調整は余裕もって行うことがポイントです。

さらに、事前に電話線の状況についてわかる範囲で把握しておくと、電話線工事も時間をかけずに進められます。

電話線の工事が必要な際には、この記事の内容を参考に各種手続きなどを進めてみてください。