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電波が悪い家、どうする?簡単すぐにできる解決策5選
2025年08月01日
家の中でWi-Fiに繋がりにくい場所があったり、通信速度が遅かったりなど、「電波が悪い家」で日常的に不便を感じている方は多いのではないでしょうか?
電波が悪い原因は何にあるのでしょうか?
また簡単に解決できる方法はあるのでしょうか?
今回の記事では電波の特性を解説し、誰でもすぐに試せる電波が届きやすくなる解決策を伝授します。

電波の基礎知識
「ホームオフィスに電波が届かず自宅でのテレワークに支障が出ている」
「インターネットが途中で切れて、オンラインゲームが中断される」
など、自宅のWi-Fi環境にストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
電波の届きが悪い原因を追究するためには、まず電波の特性を知ることが重要です。
電波は360度全方向に飛ぶ
Wi-Fiの電波は、基本的にWi-Fiルーターを中心にして360度全方向に広がります。
一軒家では家の中心となる部屋に置いた方が、部屋の中では壁際ではなく部屋の中心に置いた方が、電波がまんべんなく広がりやすくなります。
水平方向に広がりやすい
Wi-Fiルーターの電波の広がり方は、水平方向に広がりやすく垂直方向には広がりにくい傾向にあります。
マンションや平屋で居住空間がワンフロアな場合は問題がありませんが、2階建てや3階建ての一戸建て住宅では、階によっては電波が届きにくくなります。
金属で遮断される
ステンレススチールやアルミなどの金属は、電波を反射してしまいます。
金属が含まれた壁やスチールの本棚などに置くと、電波が飛びにくくなります。
家庭内での電波の受信状況を確認する方法
生活をしている中で、家の中でどの部屋は電波が届きにくく、どの部屋は電波が届いているのか、ある程度把握できていることが多いでしょう。
しかし、同じ部屋の中でも場所によって電波の届きにくいところ、届きやすいところがあります。
家全体に電波が届くようにWi-Fi環境を改善したいのなら、まず現状を把握することが大切です。
スマホのWi-Fiマークをチェック
スマホをWi-Fiに繋げている時に出る「Wi-Fiマーク」を見ると、電波状態が分かります。
「Wi-Fiマーク」では扇状に表示される曲線の数により、3~4段階でどの程度の強さの電波を受信しているのかが表示されます。
Wi-Fiを繋げた状態で家の中で、強い電波を受信できているところと、電波が弱いところを確認しましょう。
通信速度を測定できるサイトやアプリを利用してみよう
さらに詳しく調べたい場合は、インターネット回線の通信速度を測定できるサイトや電波強度を測定できるアプリがおすすめです。
家の中のさまざまなスポットで電波の強度や通信速度を計測してみると、電波が届きにくくなっている原因が分かってくるでしょう。
電波を改善する具体的な方法
家庭内での電波の受信状況が把握できると、家庭内での電波を改善するためには、以下の方法を試してみましょう。
Wi-Fiルーターを買い替える
Wi-Fiルーターは大体4〜5年で買い替える必要があると言われています。
Wi-Fiルーターを数年以上使い続けていると、置く場所の環境や埃によって本体そのものが劣化し、高温になるなどして通信速度が遅くなることがあります。
また、Wi-Fiの通信規格は2~6年周期で新しい規格が登場しています。
数年以上経ったWi-Fiルーターでは通信規格が古く、テレワークやオンラインゲームなどで求められる通信速度に対応できない可能性があります。
WiFiルーターを置き部屋を見直す
WiFiルーターの置き場所を変えるだけで、家の隅々にまで電波が届くように改善することが可能です。
家の中でWi-Fiルーターの置き場所として向いている場所は、以下の通りです。
・リビングやホームオフィスなどWi-Fiを使う頻度が高い場所
・家の中心部分
・部屋の中央部分
・階段の近くや階段の途中
・床から1m~1.5mぐらいの高さ
・テレビや電子レンジなどの家電から離れた場所
・近くに水気がない場所
・金属製の家具から離れた場所
どの部屋に置くのがベストなのか迷う場合は、複数の置き場所を試してみて、各部屋の通信速度の変化を調べてみるのが良いでしょう。
アンテナの方向を調整する
アンテナ付きのWi-Fiルーターの場合、アンテナの向きを変えることによって電波の出方を調整することが可能です。
アンテナ付きのWi-Fiルーターの多くは、棒状のアンテナを採用しています。
アンテナを立てた状態だと電波は水平方向に、アンテナを横に倒した状態だと電波は縦方向に広がりやすくなります。
また、扇形に広げると垂直にも水平にも電波が届きやすくなります。
障害物を取り除く
Wi-Fiルーターから発信される電波を妨害している障害物を取り除くだけで、電波の届きがぐっと改善されることがあります。
Wi-Fiルーターの近くにある大きな水槽、金属製の棚、電子レンジなどを動かして、電波が遮断されないようにしてみましょう。
Wi-Fiブースター(エクステンダー、リピーター)を使用する
置き場所を変えてもWi-Fiのデッドゾーンができてしまう場合は、Wi-Fiブースターを導入しましょう。
ブースターはWi-Fiルーターから発信される無線信号を受信して、再び発信するデバイスで、Wi-Fiの利用範囲を広げてくれます。
快適な通信環境を手に入れるために
家の中でWi-Fiの電波が届きにくい場所と届きやすい場所のムラが激しい場合、Wi-Fiルーターを最新のものに買い替えたり設置場所を変えてみたりなど、比較的簡単な方法で改善できる場合があります。
最近では、テレワークやオンライン授業等も増えてきており、家庭の中でもインターネットを使用することが多くなってきています。
今回ご紹介した5つの解決策を試し、家族全員がストレスなくインターネットに接続できる快適な通信環境を手に入れましょう。